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2016年3月4日金曜日

『呼吸で心を整える』 手書きパネルをつくる


販売ステージの印象を変える

『呼吸で心を整える』は1月の下旬に一等地の販売ステージを確保し、その台を工夫して16
面ができる状態を作り、150冊のボリューム陳列に出版社から送られてきたパネルをつけて仕掛け売りをスタートさせました。




その時、表紙やパネルに使われているフレーズが一見のお客さまにはわかりづらいものだろうと思われましたので、作品と読者をつなげられるようなフレーズを探し出し、手書きのPOPを作成しました。


そのおかげでお客さまの支持を得ることができ、まずまずの販売実績を上げることができました。突出した売上とはなりませんでしたが、週間ベストの上位に食い込むことができました。




2月の月間ベストを出してみるとビジネス書の分野で3位に入っています。



ただ週単位の売上の推移を見てみると、好調だった月の前半に比べ、後半の週は数字的に落ち込んできている印象を受けました。

仕掛け売りを始めて1か月が過ぎると、陳列がマンネリ化するように感じられることもあり、そろそろパネルやPOPを変えるタイミングが来ているのかなと思いました。





仕掛け売りをスタートさせた時点では、出版社から送られてきたパネルをそのまま使い、手書きのPOPをつけてお客さまにアピールしました。

ただ、ボリューム陳列にパネルとPOPを付けた商品展開では最初にお客さまの目に入ってくるのはパネルです。その印象によってその場の印象が随分と変わってきます。


パネルの出来映えで売上が左右されることも多いと思います。売れている場合は最初につけたものをそのまま使い続けることもあります。

月間ベストの第二位に入っている『自分を変える習慣力』は、12月2日の仕掛け売りスタートから3か月間パネルを変えていません。

今回は仕掛け売り開始からほぼ1か月が経過すること、売上の先細り感が見えてきましたので、そろそろパネルを変えるタイミングが来たと判断しました。



パネルはデザインやレイアウトが同じパターンだと、キャッチコピーだけ変えても目に入ってくるイメージや受ける印象は変わり映えがしません。色遣いやレイアウトを変えるとガラッと印象が変わっていきます。

この時点で、これまで使用していた印刷物で作ったパネルに対し、二年目女子の文庫担当の仕掛け売りで成功している手書きのパネルを使ってみようと思いました。

手書きのパネルはまず色画用紙にマジックで文字を書き込んでいきます。POPの色遣いの基本は3色ですからパネルもそれに準じて色を使い分けます。

書きあがったものはラミネート加工します。ラミネートすると色がより鮮やかに浮き出てきます。それを使用済みのパネルに貼ると出来上がります。



印刷されたものと手書きではその印象が全く違うことがよくわかるでしょう。

『シャッター通りの死にぞこない』双葉文庫のテーブル一台展開で使用したパネルは、メインのキャッチコピーとサブの作品紹介コピーで構成されています。

 爆笑アウトロー小説
    ここに誕生

 心に何か残る読書がしたい方お断り
 ただただ面白いだけの小説です
 

メインコピーでこの作品の全体像を紹介し、サブコピーで手に取ってほしいお客様向けにおすすめの理由を説明しています。これが作品と読者をつなぐ言葉になっていると、売上が倍増していきます。



さて、『呼吸で心を整える』のメインコピーとサブコピーを何にするか決めなくてはなりません。もう一度作品をチェックして、作品と読者をつなぐことができそうなフレーズをピックアップしていきます。

・呼吸は自律神経なのに意識的にコントロールできる
・呼吸は脳と深くつながっている
・マイブレス式呼吸法は心の筋トレ
・呼吸法の基本は息を吐き切ること
・息を吐き切ると呼吸は自然と深くなる
・深い呼吸は落ち着かせ、集中力を高める効果をもたらす
・自分の心を思い通りに操る呼吸法
・意識して呼吸をコントロールすると自律神経もコントロールできる

もっとたくさんフレーズは浮かんできましたか、手書きのPOPに使ったコピーも含めて8つの候補に絞り込みました。この中からメインコピーとサブコピーを採用できればいいなと考えました。

この中で、著者の意図を読者に伝えるのに一番ふさわしいと自分が考えたのは下記のフレーズでした。これをメインコピーにします。


マイブレス式呼吸法は心の筋トレ

サブコピーは最初は深い呼吸を取り上げようと思いました。

呼吸法の基本は息を吐き切ること
息を吐き切ると呼吸は自然と深くなる

深い呼吸は落ち着かせ、集中力を高める効果をもたらす

メインコピーと並べてみるとつながりがあまり感じられませんでしたので考え直し、フレーズを並べなおし、言葉を調整したものをサブコピーにしました。

呼吸は脳と深くつながっている
意識して呼吸をすると
自律神経の働きもコントロールできる






2月末から出来上がった手書きパネルに変えました。色もデザインもレイアウトもそれまでのものとは全く変わりました。

事務所に持ち帰った取り替えたパネルを見てびっくり。コピーが変わっていたのです。ビジネス書の担当者に聞いてみると、今日出版社の方が来て変えたということでした。

色遣いやレイアウトが変わっていれば気付いたはずなのですが、コピーが変わっただけでしたので全く気付かなかったのです。手書きで販売ステージの印象を変えたいので、手書きパネルを使用します。Tさん、せっかく入れ替えてくれたのに申し訳ありませんでした。


2016年2月16日火曜日

呼吸で心を整える セカンドステップ

仕掛け売りの広がりをつくる
斉藤塾はベストセラーをつくることを目標として活動を行っています。7万部でも8万部でもベストセラーと言ってもいいのかもしれないのですが、誰もがベストセラーだと納得できるのは10万部を超えてからだと思っています。

「初速がいい」「発売即重版」「1か月で2万部到達」そんな言葉に出合うことはよくあります。そうした作品を取り上げて塾生たちは10万部計画にチャレンジしました。その結果、4割以上の計画が成功しています。

10万部計画のストーリーは4つのステップから成り立っています。簡略化して表現すると下記のようになります。
1.     仕掛け売りの拠点をつくる
2.     仕掛け売りの広がりをつくる
3.     新聞広告を掲出する
4.     仕掛け売りの全国的な展開をつくる

最初のステップは特定の店で影響力の強い売上を作ることから始まります。取り上げた作品のメインターゲットを特定し、そうした客層が多く集まる店の一等地で売れる商品展開をつくると拠点づくりは成功します。

影響力のある売上とは小規模の店なら週売10冊、中規模なら週売30冊が目安になります。売れていることが伝わりやすくするために、その店のベストテンにランクインすることを目指します。

多くの店でベストテンコーナーを作っています。そこに作品が展示されると売れていることが視覚的に伝わります。ジャンル別週間ベストの第一位を5週連続して獲得した作品はほぼ間違いなく10万部計画を成功させることができます。

特定の店で影響力の強い販売実績を作り、仕掛け売りの拠点ができると、次のステップへ移行します。拠点づくりで成功したパターンを水平展開すれば、仕掛け売りの広がりは容易にできます。

拠点での商品展開のスタイルや販売実績を紹介すると、その作品が売れていることが具体的に書店員に伝わります。そして、多くの書店から「私も売ってみたい」という声が上がるように仕向けていきます。

仕掛け売りの広がりをつくる営業活動では「売れていることが分かる注文書」の出来具合がカギとなります。商品展開のイメージを写真で伝え、販売実績を数字で表現し売れている状況が見えてくると「受注しやすい注文書」になっていきます。

書店員は他店の情報を気にかけていますし、特に動向を注目している店は定期的にチェックしています。そうした店の情報が掲載されると書店員の対応も全然違ってきて、「うちの店でも挑戦してみたい」と考えだすのです。

『呼吸で心を整える』の発売から約一か月が経過した段階での販売実績を調べていただきました。ここから仕掛け売りの広がりを作る道筋を考えてみます。
ベストテンの順位
1.     丸善丸の内本店
2.     紀伊国屋書店梅田本店
3.     有隣堂恵比寿
4.     紀伊国屋書店新宿本店
5.     啓文堂書店渋谷店
6.     BX品川サウス
7.     三省堂書店名古屋高島屋店
8.     三省堂書店池袋本店
9.     紀伊国屋新宿南店
10.  BX新宿南口

このデータの特徴的な点は大阪、名古屋と山手線の東西南北の主要ターミナル駅を網羅していることです。エリア的な偏りがないことから、どの地域でも売れる可能性を持った作品であると判断できます。

全国的に有名な書店が上位にいますので、そうした店の売れ行きに敏感な地域ごとの一番店や有力店が仕掛け売りの広がりをつくる有力候補となるでしょう。仕掛け売りの提案をして実際に成功させることは十分可能なように思います。

ベストテンには1000坪クラスの大型店、仕掛け売りが得意な200坪クラスの店と駅構内の好立地の店が入っています。規模的には大小問わず好立地な店で初速が出ていると判断してよさそうです。

ベストテンに入っている店はそれぞれチェーン店の中で主要な地位を占めています。その店の販売データや商品展開のやり方をチェーン内他店に広めていく取り組みをすれば、複数店舗に仕掛け売りの広がりをつくることができます。

また、チェーン店内の競争意識を煽ることも戦術の一つとして使えるでしょう。また、チェーン内の複数店舗で実績を上げると本部一括の仕入れがしやすくなりますので、チェーン一括での取り組みを本部担当者に提案することも可能となります。

ベスト5とそれ以下では冊数の違いが目立ちます。ベスト5に入っている200坪クラスの2店舗が1000坪クラスの大型店とそん色のない販売実績を上げています。そこでは何らかの形で仕掛け売りをしていると想像できます。

仕掛け売りの好きな書店担当者は彼らの取り組みに興味を抱いていることが予想されます。そうした店にこの2店舗の取り組みと実績を紹介すれば、多くの店で仕掛け売りが始まることでしょう。

ベストセラーを作るための意図的な取り組みは、作品のターゲットとする客層に合わせてエリアや店を選んで拠点づくりや仕掛け売りの広がりをつくります。
ただ、この作品の場合、作品自体に客層の広がりがあるように感じますので、エリアや店を選ばなくても仕掛け売りは可能なように感じます。


仕掛け売りが得意な店は多くあります。そうした店の担当者に提案を重ねていけば仕掛け売りの広がりはつくることができます。担当者への活きのいい提案によって彼らのやる気を引き出すことが重要だと思います。

この作品の特徴的な点は、「呼吸」という誰もが普段自然に行っている行為が作品のテーマであることです。非常に汎用性が高いテーマですから、ビジネスだけでなく、スポーツや武道と絡めたり、ヨガや瞑想、健康法と絡めたりすることが可能です。

新書というサイズと価格も提案の根拠となり得ます。新書は過去ベストセラーを多く出しています。どんな切り口を前面に出していくかで店を選ぶことができますし、提案する際のキャッチコピーの出来が成果に影響を与えるかもしれません。

2016年2月8日月曜日

『呼吸で心を整える』その後

『呼吸で心を整える』 その後


「ボリュームたっぷりに展開した作品にパネルとPOPをつけるのは仕掛け売りの常道です。それも手書きPOPにするとお客様の反応が変わってきます。『呼吸で心を整える』の手書きPOPのコピーを考えてみました。作品の根幹をなす部分に焦点を当てたコピーはお客さまが強く反応するはずです。さて今回はどうなりますでしょうか、非常に楽しみにしています」

こんなわかったような文章をFacebookに投稿しましたので、実際その結果がどうなったのか皆さんに報告したいと思います。今回はその第一弾です。

今回の仕掛け売りのカウントがスタートしたのはは1月27日です。ビジネス担当が出版社に電話でお願いをして、宅配便で直納して頂いたものが店に届いたのはその翌日です。その日にビジネスの担当は文庫担当と協力して場所明けをして入荷した商品を並べました。

商品展開では一緒に送られてきたパネルを使っていて、「8面積み+パネル」の仕掛け売りの基本パターンができていました。150冊入荷のうちの120冊程度を使い、店の入り口にボリューム陳列をしていました。残りの30冊は新書新刊コーナーに2面で棒積み陳列されました。

入口のテーブルの仕様が良くなくて8面展開しかできていなかったのですが、あまりお客さまにインパクトを与えられてていない印象を持ちました。そこで工作班の出番だと判断して、使用済みのパネルをかき集めて工作を開始しました。

その甲斐があって、縦3列、横6列陳列できる仕様に変えることができ、18面展開がスタートしました。その時はこうした展開の大きさを作ることだけで充分だと思っていたのですが、どうも表紙の言葉遣いや、使用されたパネルのフレーズがキラーコピーとなっていないように感じました。

そこで、気のきいたフレーズを採用した手書きのPOPを付けて、この店のイチオシ作品であることがわかる雰囲気を作りたいと思いました。

コピーを考えるために、本の中身をチェックしてお気に入りのフレーズを見つけ出し、キラーコピーになるような手書きPOPを作成し、商品の展開場所に置くことができたのは2月2日でした。

商品展開のスタイルがその時点で変更されていますので、手書きPOPつきの展開をした場合と、それ以前の状態との比較をして手書きPOPの効果を測定しようと思いました。

1月27日から2月1日までの6日間の1日平均売上は1.3冊で、2月2日から2月7日までの6日間の1日平均売上は4.0冊でした。手書きPOPつきの展開に変更してから、売上は3倍になっています。大成功と言えるのではないかと思います。

おまけと言ってはなんですが、1月31日~2月6日までのビジネス週間ベストの第三位に入りました。ちなみに、第1位はまとめ買いの作品でしたし、第2位との差も小差でした。そんなことから今後の展開を考えてみたら、頑張ればべストテンの第1位をねらえる作品なのではないかと今は思っています。


2016年2月5日金曜日

呼吸で心を整えるのPOPを書く

手書きPOPのコピーを考える

『呼吸で心を整える』は1月7日に発売され、新刊配本として7冊入荷しました。あまりいい場所とは言えないのですが、ビジネス書ゾーンの一番端にある棚の日経文庫の新刊の横に面陳されました。

2週間が経ち、何気なくその作品にもう一度気が付いた時には、いつの間にか在庫が3冊になっていました。
「それなりに売れているので5冊追加注文をしました」
ビジネス書の担当者はそんなことを言っていました。

Facebook上では発売後即重版が決まったと伝えられていましたし、他の店でも売れていると営業マンも言っていました。さて店としてはどうしたらいいのか。担当者にもう一度聞いてみると、新書の仕掛け売りのステージは今空きがないということでした。

同じシリーズの『あなたの「影響力」が武器となる101の心理テクニック』はテーブル1台展開を長く続けているのに、毎週ベストテンの4位とか5位に安定して常時ランクインしています。

同じシリーズで2点を同時に仕掛けるのはちょっと気が引けるらしくて出版社の営業マンも二の足を踏んでいるような印象を受けました。なかなか積極的な営業はできなかったようです。

スペースに空きがないなんて、言い訳にしか過ぎないと思う。自分の担当ジャンルの中だけで考えていたら何もチャレンジできないだろう。文庫の仕掛けスペースには賞味期限切れの作品が何点かあるようだからそこで調整できるだろうと思う。

売れそうなものはどんどん仕掛けるべきだし、ジャンルで販売ステージを固定しない方がいいと思うので、担当者に再考を促しました。すると仲間とで話し合ってみると返事が返ってきました。

仕掛け売りの販売ステージは全体最適をつくるべきだというのは、みんな知っていることなので突破口は必ず開けるはずです。話し合いの結果、仕掛け売りのスペースを文庫担当から譲ってもらった新書担当者は出版社に電話で150冊の注文をしました。

7冊入荷で4冊売れで150冊注文。そんなチャレンジができるメンバーがいたなんてとても誇らしい気分になりました。そんな経緯で『呼吸で心を整える』の仕掛け売りがスタートしました。

発売から3週間後、1月27日に商品が入荷しましたので、店の入り口の販売ステージのうちの1台を使ってボリューム陳列を始めました。文庫担当から譲られた販売ステージは、台そのものが変形で、4面2列で8面しか置けない状態でした。

新書版で、8面で150冊展開ではちょっとボリューム陳列の効果が少ないと感じましたので、私が工作班として出動することにしました。ちなみに私は過去に何度もこうした工作に携わってきました。割りとこうしたことが好きなのです。

使用済みのパネルを組み合わせて商品の下に敷いて、横6面×縦3列の18面陳列ができる状態を作りました。今までも何回も行ってきた工作ですのでどうにでもなります。ノープロブレムです。

そんな状態で『呼吸が心を整える』のボリューム陳列がリスタートしました。出版社から送られてきたパネルを使い、ピンクの目立つ色が特徴的な展開はそれなりにお客様にインパクトを与える商品展開でした。

パネルはメインコピーとサブコピーは以下のようになっています。

この呼吸で
気持ちの切り替えが
スムーズになりました
前向きな「ため息」で
もう感情に振り回されない

このコピーでは感情の切り替えに関する本のイメージになってしまうし、前向きな「ため息」って何?という疑問が出てきました。「売れるのかな?」という不安が出てきました。表紙にはタイトルが記入され、タイトルよりも大きな文字で

前向きな「ため息」で感情に振り回されなくなる

とパネルと同じフレーズが書かれています。

この本を作った編集者や著者にとっては意味のある言葉を使っていると思うので、疑問を感じることはないのだろうと思います。でも、何の気なしに店に来たお客さまはこのコピーを見ると、何を言っているのか意味は伝わらないのではないかと思います。

そこで、POPの出番がやってきます。この作品の本質は何か。何を伝えようとしてこの作品をつくったのか、それを理解していただくためには、ストレートに読者に伝わるコピーが欲しいと思いました。

この作品のキーとなっているのは「呼吸」です。呼吸とは一体何なのか。その疑問に答えるコピーで明快にしたい。次いで、この作品のメインであるマイブレス式呼吸法とは何なのかをわかりやすい言葉で伝えたいと思います。

タイトルにある言葉の定義は基本的に第一章に書かれていると思いますので、第一章を読んでみました。そこに書かれていた興味深いフレーズをちょっといじってPOPコピーを考えました。


呼吸は自律神経
なのに意識的に
コントロールできる

このフレーズは呼吸そのものの定義であるし、呼吸法で人生を変えようとするこの本の根幹に関わっているような気がしました。こういうフレーズはPOPのコピーとして極めて有効だと思います。1枚目のPOPのコピーができました。

次いで印象に残った文章は
「呼吸と心は深く関連している。そのメカニズムを解き明かしながら、その情動に合わせた呼吸法をわかりやすく説明しています」
というフレーズでした。

脳と心は近いイメージがありますので使えるのではないかと考えました。それと、マイブレス式呼吸法を端的に表す言葉が欲しいと思いましたが、読み進めていくうちに使える言葉を発見しました。

前の文章と合わせ、二枚目のPOPのコピーができ上がりました。


呼吸は脳と
深くつながっている

マイブレス式呼吸法は
心の筋トレ


この2枚目のPOPのコピーはマイブレス式呼吸法の本質をわかりやすく表現できたのではないかと考えています。これで2枚のPOPのコピーが完成しましたので、色合いを考慮しながら手書きPOPを作成しました。







パネルの下に大展開したボリューム陳列に気の利いた手書きPOPをつけると、お客さまがよく手に取ってくれるようになります。

これからお客さまの反応がどのように出てくるのか楽しみで仕方がありません。


2016年2月4日木曜日

自分に聞く力で問題解決

作品のイメージを伝えるPOPを書く

午後、元塾生として過去に10万部突破三連発を作ったN氏が、編集に移って初めて著者を連れて店にやってきました。彼が担当した作品は『自分に聞く力で問題解決』という作品で、白地に黒の文字でタイトルが記されていました。

ビジネス書の話題の本のコーナーに2面で陳列されていたのですが、周囲の作品も白地の作品ばかりであまり目立っていませんでした。そこで、
「帯替えして色を付けてみた方がいいのではないですか。黄色なんかいいかもしれない。『気がきく』と同じパターンで…」
と言っておきました。

帯を作り直すのはお金もかかるのですぐにはできないでしょうが、データを作ってプリントしてコピーにかけて少部数の帯をつくる分にはそれほどお金はかかりませんので、20~30枚作ってテスト販売し、結果が良ければ重版時に帯替えすれいいと思います。

パネルはA4サイズのものがついていましたし、POPも葉書サイズのものがついていたのですが、手書きではなく印刷したものでした。データを見てみると30入りで4売れという結果がでました。

気になったのは、本のタイトルを見ただけではどういう内容なのかが私には理解できなかったことでした。表紙には文字がたくさん配列されているのですが意味が直接的に伝わらない言葉ばかり使われている印象がありました。

タイトルを見ただけで本を読みたいと思わせる力を持つ、そういう作品が売れる作品なのだろうと思っています。そういう意味ではこの作品は売れる作品としてのイメージが湧きませんでした。

自分に聞く力って何だろう。感情に振り回されるなってどういうこと。そんな疑問が湧くのはストレートに伝わる言葉を使っていないからだろうと思います。そんな時には気の利いたPOPのコピーで作品のイメージを伝えるようにすべきです。

作品のイメージをうまく伝えてくれるフレーズはバカ売れキャッチコピーに変化していきます。タイトルの前半部分の「自分に聞く力」とはどういうことなのか調べたくて、本文の第一章を見てみました。

普通はタイトルの意味は第一章に書かれていることが多いのですが、この作品の第一章には見当たりませんでした。N氏に聞くと第三章に書いてあるということでした。ページをめくっていくと確かにありました。

そこに書き込まれていたフレーズを見た瞬間、この本のタイトルの意味や読者に伝えたいメッセージが自分なりにイメージできました。これをPOPのコピーにすればいい。すぐにそう考えました。

事務所からマジックとPOP用紙を持ってきて、傍にあった三段台車の上段の空きスペースに本を置き、手書きでPOPを一気に書きました。書き写すだけですから1~2分で1枚のPOPが完成しました。

問題解決3つのステップ
1. 「どうして」と自分に聞く
2. 解決策を洗い出す
3. 行動計画に落とし込む

自分に聞く力で問題解決

今まで付けていた著者持参のPOPを外し、手書きPOPに入れ替えました。表紙を見ただけではこの本のタイトルの意味が伝わらなかったのですが、表紙とPOPのコピーを見比べると本の中身がイメージできました。

編集者は早速POPの写真を撮りました。
「もしこのPOPで売れ始めたら、シェアして広げていきます。いいですよね」
元営業マンですから商魂はたくましいものがあります。

著者も同様に考えたようで、二人してうなづいていました。その後で、編集者から元棚にも置いてほしいという要望があり、話題の本のコーナーから一部在庫を移し、リーダーシップの棚に面陳を作りました。

棚の一番端に陳列しましたので、袖の部分に著者持参のPOPをつけることができました。せっかく自分で手書きして持参してくれたPOPが無駄にならなくてよかったと思います。N氏の著者同行の店訪問はこれにて一件落着しました。



2016年2月1日月曜日

書店発ベストセラー 久々の挑戦 情報を拡散

BlogとFacebookで情報を拡散


斉藤塾の10万部計画のストーリーは4つのステップで構成されています。
1.     仕掛け売りの拠点をつくる
2.     仕掛け売りの広がりをつくる
3.     効果的な広告を出す
4.     仕掛け売りの全国的な展開をつくる

第一段階の仕掛け売りの拠点をつくるために、店の担当者に売れる商品展開のイメージを語り、店頭の一等地でのボリューム陳列を開始してもらいました。気の利いたPOPで売り伸ばしができ、影響力の強い販売実績をつくることに成功しました。

第二段階の仕掛け売りの広がりをつくる活動は、本来出版社の営業担当の役割で、彼らの頑張り次第で成功するかどうかが決まります。今回は自分でできることはやってみようと考え二つのことを実施してみました。

一つは知り合いの店へ仕掛け売りの輪を広げる活動を実践しました。元塾生の店を訪問して売れる商品展開のイメージを説明し、売れているパネルのコピーを渡し、実際に売上をブレイクさせる方法を伝授しました。

もう一つは仕掛け売りの拠点づくりの成功事例を伝えるために、BlogとFacebookを使って情報の拡散を試してみました。効果測定は難しいですが、関わりを持つメンバーがさらに拡散してくれることを願って実施したものです。


12月11日のBlog
「書店発ベストセラー 久々の挑戦」のタイトルで投稿
A4
 2枚程度で売れる商品展開のイメージを獲得する過程を公開
出版社営業担当がシェア

Facebook12月11日ブログのエッセンスを抽出して投稿、同時にBlogのリンクを張る
『自分を変える習慣力』という作品に出合った。タイトルと出版社の書籍紹介文から連想ゲーム風にこの本の売り方をイメージしてみた。
紹介文の「1つの習慣を変えたらすべてが変わった」というフレーズからルーチンという言葉が連想できた。すると『よいルーチンの確立で成果は飛躍的に変わる』というキャッチコピーが浮かんできた。
女子プロゴルファーのイ・ボ・ミ選手が2億円越えの賞金女王に輝いた。ヤフーニュースで試合に臨む前のルーチンの確立が賞金女王を引き寄せたと紹介されていた。
メジャーリーグのイチロー選手は試合前のルーチンに絶対妥協しないし、それが数々の記録を打ち立てた原動力になっていることも有名な話だ。
こうしたことをPOPで紹介して、100冊展開のボリューム陳列と合わせてアピールすれば、週売20以上は売れるというイメージが湧いてきた。良いイメージがわくと結果は必ずついてくる。
自身では久々の書店発ベストセラーへのチャレンジが始まった。

Facebook12月14日 途中経過をコメント
『自分を変える習慣力』続報
休み明けに出勤してベストテンコーナーを覗くと、第一位のところに「自分を変える習慣力」が並んでいました。今回は12/6~12/12のデータです。ちょっとびっくりしています。
先週は4日分の売上で3位にランクインして、今週は7日分の稼働でしたので期待を持ってその場に行ったのですが、予想以上の出来でした。
12/13までの直近1週間の販売実績を見るとさらに数字は上がって、週売30台後半が取れています。特に金土日の売上が大きくなっていました。水木がちょっと低調だったので心配もしていましたが、データを見たらブレイクしていました。
作品の性格付けを明快にして、お客様にアピールするストーリーができると売れるイメージが持てます。そのイメージに従って、ボリューム陳列に手書きのPOPをつけたら、予想以上の売上が取れました。
当初イメージしたのは週売20でしたが、データを見ると150%以上の出来映えとなっています。自己啓発書を読む方は自分を変えたいと思っています。今回のPOPで自分を変えるイメージを持ってもらえたのかなと思います。
このパターンを使えばどんな店でも売れる気がしてきました。本気で売るっきゃないですね!!

Facebook12月15日 データ訂正コメント
『自分を変える習慣力』訂正
本日、ベストテンコーナーの第1位の位置には違う作品が陳列されていました。確かにデータチェックした時に一括買いのあったのには私自身も気づいていたのですが、ベストに入れない場合もありますので、今回はそうなのかなと思っていました。ビジネス書担当がお買い上げいただいた出版社の担当者と会って気付き、修正の指示をしたようです。
売れている情報をお客様に伝える時、一位と二位とでは若干の違いがあります。2位というのは微妙な位置なのですが、純然たるお客さまのお買い上げでは一位なのだと自分自身に言い聞かせるしかできません。
週売30以上はこの日も継続していて、売れている状況は変わりませんので、次週を楽しみに待つことにします。

Facebook12月16日 追加の入荷遅れに関するコメント
『自分を変える習慣力』経過
先日お願いした追加注文がまだ入荷していません。仕掛け売りを始めてすぐに勢いよく売上が伸びたのは、POPのコピー(お客様へのメッセージ)とともに、作品のボリューム感をお客様にアピールできたからです。
「あれ、なんでこんなにたくさん積んであるの?」とちょっとした疑問をお客さまに感じさせることができるのは、商品のボリューム感があってのことです。そのボリューム感は売れ行きの良さと比例して減ります。そのままにしておくと「ボリュームが減ると劇的に売上が下がる」という現象が起きます。
追加注文が入荷するタイミングは非常に重要なのです。だからこそ必要な時に必要な量が揃うように商品手配ができる人が仕入れの名人と言われるのです。
ボリューム感が少なくなったことによるチャンスロスはどのくらいになるのだろうか。売りたい気持ちが空回りするのはつらいです。早く入荷してほしいと今は切実に思っています。

Facebook12月21日その後の経過をコメント
週明けのベストテンコーナーの第一位になりました。今週は一括買上げの商品はなかったようです。
やきもきしていた追加注文は17日に入荷しましたので「ボリューム少なくなると売上が減少する」期間は2日間ですみました。週売は安定した数字が確保できていますが、ボリュームが復活した木金の売上が良かったようです。どこまでこの勢いが続くのか楽しみです。

Facebook12月28日 3週連続週売30以上の実績を紹介
『自分を変える習慣力』は12月4週も売れ行き好調が続き、ビジネスベストテンの第一位を確保しています。12月2日に100冊展開の仕掛け売りをスタートして、3週連続で週売30以上をクリア。
年明けにはパネル及びPOPを新年向けのコピーに変更しようと考えていましたが、「いい流れの時は何も変えない」という40年間守ってきた原則がありますので、どうしたものか、今、迷っています。

12月31日のBlog
書店発ベストセラー 久々の挑戦 続報 仕掛け売りの広がりをつくる過程を公開

Facebook12月31日Blogのエッセンスを投稿、同時にBlog記事のリンクを張る
書店発ベストセラーの第一歩は影響力の強い売上をつくる拠点づくりです。それは自分の行った仕掛け売りで1か月をまたずに三桁の実績が出て成功しました。次のステップは仕掛け売りの輪を広げることです。
元塾生の店訪問をきっかけに仕掛け売りが成功したパネルのコピーを渡すことができました。そのことにより、その店でも影響力のある強い売上がつくれると思っています。そうすれば書店発ベストセラーのセカンドステップが成功します。
出版社の営業担当者も同じような考え方で営業してくれるとよいのですが、帯のコピーをそのままパネルのコピーにしているようでは心配してしまいます。元塾生の店の今後の動きを期待を持って見届けます。

Facebook1月5日元塾生の店でのその後の経過にコメント
午後配が無くて時間が空いたので、1月4日に元塾生の仕掛け売りの状況を確かめにちょっと店に行ってきました。
この日は元塾生に会えませんでしたが、『自分を変える習慣術』の陳列場所にはコピーして送ったパネルとPOPが使用されていました。
やはり帯のコピーそのままのパネルより一段と訴求力が高まっていて、これなら売れるというイメージがわいてきました。
見た瞬間に売れるイメージがわくことはとても大切なことです。案の定、12月28日から1月3日までの1週間の販売実績はグーンと上向いて、その店のビジネス書の第一位になっていました。
売れるパネルと手書きPOPの威力が証明されたようでうれしい限りです。

Facebook1月8日年始の状況と今後の展開にコメント
年始の『自分を変える習慣力』
年末年始はビジネス街に人はおらず売り上げはダウンしましたが、ビジネスマンが返ってきた4日~7日の間に大復活しています。新聞広告が出たのかと勘違いするほどの反響の大きさです。
昨日出版社の方が見えて連休明けの重版が決まったとお知らせ頂きましたし、トリプルウィンのデータも見せて頂きました。店別のデータによると三桁の販売実績は恵比寿と代官山の2店舗しかなかったのには正直驚きました。
自分の店は昨年中に三桁に乗っていましたので、もっと多くの店が上にいるだろうと考えていました。彼は年末年始は仕掛けの営業が難しいと嘆いていましたが、年末年始商品が外されるこれからは、今売れているものに書店員も飛びつくはずですので、これからの彼らの活躍が楽しみです。
この状況からすると今月中には7万部が見えてきそうですので、2月には10万部突破が現実化しそうです。更に20万部、30万部にするには何をすべきか、ストーリーを組み立て直す時期が来たようです。

Facebook1月13日1月の連休明けの状況をコメント
スタートのロットで販売量が変わるのは事実ですので、「文庫新書の仕掛けは150冊からだな」というセリフをこれまでよく使ってきました。
確かにスタートのロットはとても大切だと思います。それでも仕掛け売りをスタートさせた後で実績を見て先々の売上予測をして行う二度目の追加注文の精度はもっと重要なのかなと考えています。
ボリュームをアップして一気に売上の速度を上げていけるのか、それともボリュームが下がってトーンダウンをしてしまうのか。仕掛け売りを成功に導くのは二度目の追加注文の精度の高さなのです。

1月13日のBlog
書店発ベストセラー 久々の挑戦 三報
「追加注文の重要性について」を公開

Facebook1月13日Blogのエッセンス投稿、同時にBlogのリンクを張る
スタートのロットで販売量が変わるのは事実ですので、「文庫新書の仕掛けは150冊からだな」というセリフをこれまでよく使ってきました。
確かにスタートのロットはとても大切だと思います。それでも仕掛け売りをスタートさせた後で実績を見て先々の売上予測をして行う二度目の追加注文の精度はもっと重要なのかなと考えています。
ボリュームをアップして一気に売上の速度を上げていけるのか、それともボリュームが下がってトーンダウンをしてしまうのか。仕掛け売りを成功に導くのは二度目の追加注文の精度の高さなのです。

Facebook1月27日その後の状況を投稿、同時に商品展開の写真をUP
『自分を変える習慣力』のその後
1月中旬になったら週売20台が2週続きましたので、手書きPOPをスッキリわかりやすくなるように書き換えてみました。すると週売30台が復活しました。POPの力ってすごいですね。
累計販売実績も大きくなってきましたので、仕掛けて売って作った久々のベストセラーと言えると思います。

Facebook1月28日10万部突破をコメント
『自分を変える習慣力』が10万部を突破したようです。社長がFacebookに書き込んでいたのを発見しました。
元塾生の店でも仕掛け売りの規模が大きくなりましたし、他の店にも仕掛け売りの広がりがつくれていましたので、10万部突破は時間の問題だと思っていました。
CMPのみなさん、久々の10万部突破おめでとうございます。
約2か月で10万部ですから、この勢いを新しいチャレンジにつなげて、30万部突破まで突き抜けてほしいと思います。

情報拡散の効果は具体的には測定できませんが、関わりのある方々からたくさん意見を頂戴しました。他の書店員の方も読んでいるという情報もいただいていますし、それなりの効果があったものと感じています。

自分の行っていることがどういうことなのか、文章で表現することで見つめなおすことができたのは確かなことです。この情報の拡散のスタイルを仕掛け売りの広がりをつくる活動の一環として、斉藤塾の10万部計画に組み入れていいと考えています。

1月29日に出版社の方から10万部突破のお知らせをいただきました。彼らにとっては久々の出来事ですし、発売後約2か月という短期間での10万部突破です。彼らの頑張りにも拍手を送りたいと思います。