2016年2月8日月曜日

『呼吸で心を整える』その後

『呼吸で心を整える』 その後


「ボリュームたっぷりに展開した作品にパネルとPOPをつけるのは仕掛け売りの常道です。それも手書きPOPにするとお客様の反応が変わってきます。『呼吸で心を整える』の手書きPOPのコピーを考えてみました。作品の根幹をなす部分に焦点を当てたコピーはお客さまが強く反応するはずです。さて今回はどうなりますでしょうか、非常に楽しみにしています」

こんなわかったような文章をFacebookに投稿しましたので、実際その結果がどうなったのか皆さんに報告したいと思います。今回はその第一弾です。

今回の仕掛け売りのカウントがスタートしたのはは1月27日です。ビジネス担当が出版社に電話でお願いをして、宅配便で直納して頂いたものが店に届いたのはその翌日です。その日にビジネスの担当は文庫担当と協力して場所明けをして入荷した商品を並べました。

商品展開では一緒に送られてきたパネルを使っていて、「8面積み+パネル」の仕掛け売りの基本パターンができていました。150冊入荷のうちの120冊程度を使い、店の入り口にボリューム陳列をしていました。残りの30冊は新書新刊コーナーに2面で棒積み陳列されました。

入口のテーブルの仕様が良くなくて8面展開しかできていなかったのですが、あまりお客さまにインパクトを与えられてていない印象を持ちました。そこで工作班の出番だと判断して、使用済みのパネルをかき集めて工作を開始しました。

その甲斐があって、縦3列、横6列陳列できる仕様に変えることができ、18面展開がスタートしました。その時はこうした展開の大きさを作ることだけで充分だと思っていたのですが、どうも表紙の言葉遣いや、使用されたパネルのフレーズがキラーコピーとなっていないように感じました。

そこで、気のきいたフレーズを採用した手書きのPOPを付けて、この店のイチオシ作品であることがわかる雰囲気を作りたいと思いました。

コピーを考えるために、本の中身をチェックしてお気に入りのフレーズを見つけ出し、キラーコピーになるような手書きPOPを作成し、商品の展開場所に置くことができたのは2月2日でした。

商品展開のスタイルがその時点で変更されていますので、手書きPOPつきの展開をした場合と、それ以前の状態との比較をして手書きPOPの効果を測定しようと思いました。

1月27日から2月1日までの6日間の1日平均売上は1.3冊で、2月2日から2月7日までの6日間の1日平均売上は4.0冊でした。手書きPOPつきの展開に変更してから、売上は3倍になっています。大成功と言えるのではないかと思います。

おまけと言ってはなんですが、1月31日~2月6日までのビジネス週間ベストの第三位に入りました。ちなみに、第1位はまとめ買いの作品でしたし、第2位との差も小差でした。そんなことから今後の展開を考えてみたら、頑張ればべストテンの第1位をねらえる作品なのではないかと今は思っています。


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